現在市販されている煎茶は「深蒸し茶」が大分増えてきました。現代の生活にマッチしたお茶と思います。どなたが入れてもそれなりに美味しく出ます。昔から有る形状の良い「浅蒸し茶」と比較することでお茶の基本的な一端がお分かりいただけると思います。
深蒸し茶 |
浅蒸し茶 |
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形状写真 |
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写真のお茶の解説 |
この写真は深蒸し茶の形状の特徴を出すため家庭用の上級深蒸し煎茶を使用しています。蒸し時間が長いので飴色をしています。 | この写真は普通蒸し茶の形状の特徴を出すために上級の普通蒸し煎茶を使用しています。蒸し時間が短いため冴えた翠色をしてます。 |
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製造方法 | 生茶葉から煎茶を造る最初の工程である「蒸し」の時間を、1分から3分程度と長く取るもの。茶葉を乾燥したり揉んだりする前に、茶葉の細胞がほぐれ成分が出るように通常は10秒から1分程度蒸すが、深蒸し茶は長い蒸し時間によって茶葉からの滲出成分が通常の煎茶より多くなり、濃くまろやかな味わいとなる。出来上がって淹れた深蒸し茶は通常、深緑色で濁ってます。 | 生茶葉から煎茶を造る最初の工程である「蒸し」の時間が10秒から20秒程度を浅蒸し茶、20秒から1分程度を普通蒸し茶と呼ぶ事も有ります。大体、蒸し時間1分程度までのお茶の製法の総称です。蒸し時間が深蒸し茶より短いために茶葉の組織が壊れにくいために葉の形状がしっかりしていて緑茶本来の香気が残り、緑の濃い色が残ります。 |
茶葉の形状 |
普通蒸しのお茶の様に茶葉が平均的に整ってなく細かい葉や粉状の部分も多くあります。 | 製造工程で形を重視して製造されるために高級品ほど針のようにとがった細よれの形の整った茶葉になります。 |
抽出した時の色 |
濁った濃緑色をしている。 | 透明感有る山吹色。 |
良い点 |
蒸し時間が長いために渋みが少なく濃厚なコクがあり、お茶の入れ方や使用する水に普通蒸し煎茶のように左右されにくく、どなたが淹れても短い時間でもおいしく出ます。そして差しが良く効きます。 | 蒸し時間が短いために生葉に近いため香気が強いです。茶葉の形も細よれでしっかりしているために(粉の部分が少ない)茶器を選ばず良く出ます。見た目も鮮やかで緑黒い感じがします。 |
悪い点 |
茶葉が細かいために(粉の部分が多い)急須から出にくい。そのためにネットの張ってある急須等で対応します。又はティーバッグに加工して使用します。 | 茶葉がしっかりしているために急須に茶葉を入れて蒸らす時間が深い蒸し茶より余計かかる。使用するお水や温度や蒸らす時間で味がかなり違います。 |