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お茶のミニ知識

茶苗を成園化するために

春三月は茶苗の定植の適期になります。寒冷地では寒害も有るため4月に入ってからの定植になります。定植には一般に二年生苗が多く用いられます。栽植には単条植えと複条千鳥植えがあります。定植を終えて2年~3年で幼木園になります。定植してから3年~4年で摘採できるようになります。

萎凋を用いた烏龍茶
【茶の早期成園化するために】

茶苗を成園化するには土壌条件や管理条件が有ります。土壌条件には新改植時の表土扱い、物理性、生物性、化学性改善などがあります。管理条件には栽植方法、仕立て、施肥、病害虫防除、気象災害、除草、灌水など有ります。このように茶園の成園化技術は土壌条件と栽培管理が総合的に必要になります。土壌条件について云えば、永年性作物であるチャは一度定植すればその茶園からの収入に頼る事になります。生産費の低減を図ることも必要ですが、同時に生産性の高い茶園を作ることも必要になります。土壌条件について云えば、チャの生育に適した土壌が必要です。(※左図参照) 特に土壌では、土層内の三相分布、緻密度、排水性など物理性が良くなければ、化学性をいくら改良しようとしても無理があります。管理条件の仕立て方法はせん枝により主幹の徒長を抑え、側枝の生育を促すと共にバランスのとれた枝条構成を確保して、早期に均一な摘採面の拡大を図るために行います。


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