■山野にもいろんな植物がありますがなぜ人はチャという植物を選んで栽培してきたのでしょうか?祖先たちは初めてチャの葉を噛んだり食べたりすると、どういう訳か眠気が取れたり頭がスッキリしたり、体の疲れが取れ元気になったりする事に気づいたのです。
■それからチャは薬として利用されていたり、その後お湯に浸出させて嗜好飲料として飲むようになりました。 6世紀の中国の医学書に万病に効くと記載されています。約1500年前にもお茶の多彩な効能が認知されていた事に驚かされます。
■そして日本にも伝来して、日本の文化と寄り添い結びつき長い歴史を経て普段の生活になくてならない国民的な飲料になっています。最近になってお茶の健康機能が注目されるようになりました。いろんな研究によりお茶の成分や効能が分かってきました。
■お茶には野菜や果物と同じく、炭水化物、タンパク質、脂質、各種ビタミン、ミネラルなど栄養分が含まれていますか、特筆すべき点はお茶は特に「生体調節機能」を持つ成分が豊富に含まれています。それは食品の3次機能と云われています。食品の1次機能は栄養で、生きるために欠かせない物。2次機能は味、香りなど嗜好を満たす物。3次機能は生死に関わりないけど、無くては健康が損なわれる物。つまり生体調節機能と云われ、その成分を多く含む食品は「保健機能食品」として天然のサプリメントと云われています。
■お茶には数多くの生体調節機能を持つ成分が含まれ、中でもカテキン、テアニン、カフェインは他の食品にはあまり含まれていなくて、お茶特有の機能性成分と言われています。お茶の保健効果はこの機能性成分の相乗効果によってより高められると考えられます。