パウダー茶はお茶類などのエキスを一度、抽出してからスプレードライ製法で熱風乾燥して粉末化した商品です。抽出液を粉末化しているために成分濃度が高く、少しの量でお茶がすぐ出来ます。ちなみにパウダー茶の場合ゆのみ一杯が普通0.5gの使用ですが、濃いめにしても僅か1gを使用するだけです。従って一杯あたりのコストはかなりお安くなります。そしてうれしいのはティーバッグや茶葉に比べて味、香り、水色等の劣化が少なく品質保持期間が長く、常温保存が出来て扱いが楽な事です。パウダー茶のページ>>>
パウダー茶の粒子と触感がわかる粉末緑茶の写真です。サラサラしていますが湿気には要注意です。
パウダー茶は各メーカーからいろんな種類が出ています。当店でも現在6種類ですが今後増やす予定です。
通常パウダー茶は主要メーカーの給茶器に対応しています。ご利用の際は給茶器の仕様をご確認下さい。
スプレードライ製法とは「液化状の物質を高温で瞬間的に乾燥させた結晶」です。
■乾燥するための塔施設を建て、およそ40mほどの高さから霧状の食品の抽出液を落下させていきます。そして、その霧が落下するまでの間に200℃近くもある熱風を吹きかけ、その霧の水分を飛ばして結晶化させるます。
■スプレードライ製法のメリット・デメリット
大掛かりかつコストのかかりそうな製法のように思えますが、塔施設の構造は非常にシンプルで大量生産に向いています。そのため、スプレードライ製法は製品のロスが少なく、コストを安価に抑えられる点が最大のメリットと言えます。そして粉末そのものの粒子がが極小であるため、水や牛乳に溶けやすいというのも利点です。そして出来た製品は安定していますので長期の保存に堪えます。
■スプレードライ製法のデメリットとしては、材料を高温で噴射するため、風味の損失が多いという点も指摘されますが、技術の向上により熱による品質の劣化は少なくなってきています。